新月に願い事を書くと叶いやすい、という話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
「そんなわけない」と思うかもしれませんが、実際に書いてみると、意外と気持ちの整理になります。だからこそ、習慣として続けている人が多いのだと思います。
なぜ新月に願い事を書くのか
占星術や月のサイクルでは、新月は「始まり」の時期とされています。
月が見えない暗い夜だからこそ、内側に意識が向く時間です。頭の中にぼんやりとあった願いを言葉にして書き出すことで、自分の中での優先順位がはっきりします。それまで曖昧だったものが、紙の上で少しずつ輪郭を持ちはじめます。
紙に書いて言葉にすると、自分が何を望んでいるのか整理しやすくなります。願い事を書くことが、結果的に自分の行動を変えるきっかけになっているのかもしれません。意識が向いたところに、行動も少しずつ向かっていきます。
書く時間帯とタイミング
よく言われているのは、新月から48時間以内に願い事を書くことです。
とくに新月当日がよいとされることが多いですが、厳密に考えすぎる必要はありません。新月の日と翌日なら、いつ書いてもかまいません。新月の正確な時刻は月によって変わるので、月と星のカレンダーで日付を確認しておくと、書くタイミングを逃しません。
時間帯は夜がおすすめです。一日の終わりは気持ちが落ち着きやすく、自分の内側と向き合いやすい時間だからです。スマホを少し離して、静かな環境で書くと、願いそのものに集中できます。
忙しくてその日に書けなかった場合でも、翌日ならまだ間に合います。完璧なタイミングを待つより、「今夜書こう」と決めて書くことの方が大切です。
どんなふうに書くか
願い事は「何を書くか」より「どう書くか」で、心への届き方が変わります。ここでは、書き方の4つのコツを紹介します。
すでに叶ったように書く
「〜になりますように」ではなく、「〜になっている」「〜できた」と、すでに叶った形で書きます。
たとえば「〇〇さんと付き合いたい」ではなく「〇〇さんと自然に距離が縮まっている」。「告白する勇気が欲しい」ではなく「自分の気持ちを素直に伝えられている」。
未来形の「〜しますように」は、裏を返せば「まだ叶っていない」と毎回確認することになります。すでに叶った言葉で書くと、その状態が自分の中で当たり前になり、意識も自然とそちらへ向かいます。
主語を「自分」にする
願いの主語は、相手ではなく自分にします。
「〇〇さんが連絡をくれる」ではなく「心地よい関係の中にいる」。相手の行動はコントロールできませんが、自分のあり方なら自分で選べます。
とくに恋愛の願い事では、相手を変えようとするより、自分がどうありたいかに目を向けるほうが、気持ちも整理しやすくなります。
否定形を使わず、肯定の言葉で書く
「〜したくない」「〜が嫌だ」という否定の言葉は、なるべく避けます。
「不安じゃなくなりたい」ではなく「落ち着いた気持ちでいられる」。「ひとりが嫌だ」ではなく「安心できる人といる」。
否定形で書くと、「不安」「ひとり」という言葉のイメージのほうが、かえって強く残ってしまいます。なりたい状態を、ポジティブな言葉で描写するのがコツです。
具体的な場面まで描く
ぼんやりした言葉より、情景が見えるくらい具体的に書きます。
「幸せになりたい」では、幸せの形は人それぞれで、自分でも何を望んでいたのか曖昧になりがちです。「〇〇さんと一緒に笑っている」「休日にのんびり過ごせている」というように、場面が浮かぶ言葉だと、後から読み返したときも変化に気づきやすくなります。
いくつまで書いていいか
10個まで、という説が有名です。
10個書きたい月もあれば、3〜4個でいい月もあります。大事なのは本当に望んでいることだけを書くことです。「なんとなく書いておいた方がいいかな」という気持ちで書いた願い事は、後から読み返しても気持ちが乗っていないものです。
少なくても構いません。本当に願いたいことがひとつしか浮かばない月もあります。
書いた後のこと
書いたら、引き出しや日記帳にしまっておきます。
次の満月のころに見返してみると、「あ、これ叶っていた」と思うものがあったり、もう気にならなくなっているものがあったりします。叶ったとしても叶わなかったとしても、書くことで自分の中の優先順位が整理されていることに気づきます。
願い事を書く習慣は、自分が今何を望んでいるかを確認する作業でもあります。月に一度、自分に問いかける時間があるだけで、生活になんとなく軸ができていきます。
叶わなかったときは
新月ごとに書いていると、叶わない願い事も出てきます。でも「叶ったかどうか」だけで、願い事の価値が決まるわけではありません。書くことで自分の優先順位がはっきりする——その作業自体に意味があります。
なかなか叶わないと感じるときは、書き方を少し見直すだけで変わることもあります。
星座のエネルギーを使った書き方
毎月の新月が何座に重なるかによって、願い事のテーマが変わります。
この意識を持つと、願い事が書きやすくなります。牡羊座の新月なら行動に関すること、蟹座の新月なら安心や人間関係に関すること、天秤座の新月ならバランスや関係性に関すること。月の星座に合ったテーマで書くと、そのテーマに意識を向けやすくなります。
毎月同じような願い事を書いている場合は、今月の月の星座に合わせて考えてみるのもひとつの方法です。「今月の月の星座にちなんだ願い事を一つ加える」だけでも、いつもとは違う視点が見えてくることがあります。
願い事を書くことが好きになる方法
書くことが義務になると、続かなくなります。
ノートや紙にこだわる必要はありません。スマートフォンのメモアプリでも、手帳の余白でも、自分が続けやすい方法でかまいません。
好きな飲み物を用意する、香りのよいものを焚く、好きな音楽をかける。そういう環境を作ることで、「新月の夜が楽しみ」という感覚になっていきます。毎月楽しみにできるくらいの軽さで続けていくと、気づいたとき自分の変化の記録になっています。一年分の願い事を読み返す時間は、なかなか面白いです。
「今月の自分はこれを大切にしていた」という記録が、月を重ねるごとに積み上がっていきます。それは占いの記録というより、自分の感情と望みの記録です。新月の願い事は、月との対話であると同時に、自分との対話でもあります。続けていくほど、自分が何を大切にしているのかが、少しずつ見えてきます。
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