連絡したいな、とまた思った。
送ったらどうなるか、わかってる。それでも、スマホを手に取る。
何回「やめておこう」と思っただろう
連絡しないほうがいい、と自分でわかってる。
わかってるから、我慢してる。でも我慢してる間ずっと、あの人のことを考えてる。矛盾してるのはわかってる。
送らないことで守ってるものがある。でも送れないことで、何かが少しずつすり減っていく気もする。
送っても、送らなくても
連絡を我慢するとき、頭の中でいつも問答が繰り返される。
「送ったら迷惑かな」「返ってこなかったらもっとつらい」「返ってきたらまた期待してしまう」。
どちらに転んでもしんどい、というのが正直なところだ。
だから今夜も、送らないでいる。送らないことを、選んでいる。
我慢すること自体が、しんどい
連絡を我慢していると、「気にしてない自分」を演じなきゃいけない気になる。
でも本当は、ずっと気にしてる。通知が来るたびに確認して、来なければちょっと落ちて、それを繰り返してる。
我慢は強さじゃないかもしれない。ただ、今はこれが精一杯だ。
送らなかった夜が、積み重なる
送らなかった夜が一日になり、一週間になる。
あの人はたぶん、何も気づいていない。こっちが何十回「送ろうかな」と思ったかも。我慢した夜が何回あったかも。
それでいい、と思う。全部知られなくていい。でも誰かに知っていてほしい、この気持ちを。
今夜も、連絡したいと思った。でもまた、送らずに眠る。今の自分には、それが精一杯だ。