占いや月の話が好きな人なら、「ボイドタイム」という言葉をどこかで見かけたことがあるかもしれません。

「ボイドタイム中は契約を避けたほうがいい」「大事な決断はしないほうがいい」。なんだか少し不穏な響きで語られることが多くて、気になりますよね。

ボイドタイムとは、占星術で月が「空白」になるとされる時間帯のこと。この記事では、ボイドタイムの意味と仕組み、避けたほうがいいと語られること、そしておすすめの過ごし方まで、初心者にもわかりやすく整理していきます。

ボイドタイムとは?

ボイド(void)は、英語で「空白・無効」という意味です。

占星術では、月は約2日半ごとに12星座をひとつずつ移動しながら、他の天体と特別な角度(アスペクト)を結んでいきます。月が、いまいる星座で最後のアスペクトを結び終えてから、次の星座に入るまでの時間。このあいだ、月はどの天体とも角度を結ばない「空白状態」になります。

これがボイドタイムです。

占星術の世界では、月は感情や日常を映す天体とされています。その月が空白になる時間は、月のサポートが効きにくい時間。判断が揺れやすく、物事が定まりにくい時間帯と語られてきました。

ボイドタイムは数十分で終わることもあれば、半日以上続くこともあり、だいたい2日半に1回のペースで巡ってきます。つまり、誰の日常にも、月に10回以上は訪れているありふれた時間。まずは「そんなに特別な魔の時間ではない」と知っておいてください。

ボイドタイム中に避けたほうがいいと語られること

占星術の世界線で、ボイドタイムに向かないとされるのは、「あとに残る決めごと」です。

  • 契約・署名:あとから内容の見落としに気づきやすい
  • 大きな買い物:判断軸が揺れやすく、衝動買いになりやすい
  • 告白・大事な話し合い:気持ちや言葉がすれ違いやすい
  • 新しいことのスタート:始めたことが定着しにくい

ビジネスの世界でも、ボイドタイムを避けて会議や契約を設定する人がいる、という話があるくらいで、「物事を決める・始める」をこの時間から外す、というのが伝統的な使い方です。

ただ、そこまで神経質になる必要はありません。ボイドタイムのたびに生活を止めていたら、月の半分くらい何もできなくなってしまいます。実際には、「どうしても日を選べる大事な決断なら、避けられたら避ける」くらいの優先度で十分。ボイドタイムに約束をしてしまったからといって、不安になる必要はまったくありません。

ボイドタイムにおすすめの過ごし方

ボイドタイムは「決める」に向かない時間とされる一方で、向いていると語られる過ごし方もちゃんとあります。

①ルーティンワーク・片づけ

新しいことには向かなくても、いつもの作業を淡々と進めるのには支障がないとされています。たまっていた事務作業、掃除、整理整頓。決断のいらない手作業がはかどる時間です。

②休息・リラックス

月が空白なら、自分も空白でいればいい。お茶を飲む、お風呂にゆっくり入る、昼寝をする。ボイドタイムを「強制休憩の合図」として使うのは、忙しい人にこそおすすめの付き合い方です。

③内省・振り返り

外に向かって動くより、内側を見つめるのに向く時間と語られます。日記を書く、考えごとを書き出す、瞑想する。答えを出すのではなく、材料を眺めるだけの時間にするのがコツです。

④インプット

本を読む、情報を集める、勉強する。「決めない・始めない」インプットは、ボイドタイムと相性がいいとされています。

要するに、ボイドタイムはアクセルを踏まない時間。ブレーキでも後退でもなく、ニュートラルに入れて流す時間だと思えば、悪い時間どころか、休むための口実をくれる便利な時間になります。

ボイドタイムはどこで調べる?

占星術系のサイトやアプリ、月のカレンダーを載せている手帳などで「ボイド」「V/C」と表記されているのがそれです。月の星座の動きから計算される時間帯です。

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毎日チェックする必要はありません。「大事な契約や告白の日取りを選ぶとき、ちらっと確認する」くらいの使い方で十分ですよ。

月のリズムを暮らしに取り入れる方法としては、ボイドタイムのほかにも、新月・満月のサイクルや、月の星座の移り変わりがあります。新月・満月・開運日などをまとめたスピリチュアルカレンダーとあわせて、ゆるく楽しんでみてください。

占い手帳の使い方。月と星座のサイクルで1年を組み立てる

よくある質問

Q. ボイドタイムに契約してしまいました。やり直すべきですか?

いいえ、そのままで大丈夫です。ボイドタイムは「失敗が確定する時間」ではなく、「いつもより確認を丁寧に」という注意喚起くらいのものです。気になるなら、内容をもう一度見直せば十分です。

Q. ボイドタイム中に生まれた・始めたものはダメなんでしょうか?

そういう話ではありません。ボイドタイムの解釈は「物事の決定・スタート」についての伝統的な経験則であって、存在や出来事の良し悪しを決めるものではないです。深刻に受け取りすぎなくて大丈夫。

Q. 水星逆行とは違うものですか?

別のものです。水星逆行は水星の見かけの動きによる数週間の期間、ボイドタイムは月のアスペクトによる数時間の時間帯です。どちらも「いつもより慎重に」と語られる点は似ています。

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まとめ

ボイドタイムについて、最後に整理します。

  • ボイドタイムは、月が次の星座に入るまでの「空白」の時間帯
  • 2日半に1回は訪れる、ありふれた時間。怖がるものではない
  • 契約・大きな決断・新しいスタートは、選べるなら外すくらいの優先度で
  • ルーティン・休息・内省・インプットには、むしろ向いている
  • 「アクセルを踏まないニュートラルな時間」として使うと便利

止まることを許してくれる時間、と考えると、ボイドタイムは案外やさしい仕組みです。

月だって2日半ごとに空白の時間を取っているのだから、私たちが立ち止まる時間を持つのは、自然なことなのかもしれません。

次のボイドタイムがいつなのか気になったら、新月・満月・開運日などの宇宙イベントを一覧にまとめたスピリチュアルカレンダーを、ぜひのぞいてみてくださいね✨

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