月星座が魚座の人は、相手の感情を全部受け取ってしまいます。

意識していなくても、自然と入ってくる。悲しいオーラ、嬉しそうな空気、言葉にならない気持ち。特に好きな人からのそれは、もっと鮮明に伝わってくる。恋愛が始まると、自分と相手の感情の境界が、少しずつ薄くなっていく感覚があります。

相手の感情を全部受け取ってしまう

魚座の月を持つ人の共感力は、優しさと同時に、重さでもあります。

好きな人が落ち込んでいると、自分も落ち込む。好きな人が嬉しそうだと、自分まで満たされる。相手の感情が波のように来て、自分の感情と混ざっていく。それが恋愛中はずっと続きます。

「なんだか今日は気持ちが落ちている」と思ったとき、それが自分の感情なのか、相手の感情を受け取ったものなのか、わからなくなることがあります。境界線がどんどん薄くなって、どこまでが自分でどこからが相手なのか、はっきりしなくなる。

誰かの痛みに敏感すぎるのは、弱いのではありません。感じる器が大きいということです。でも器が大きいと、入ってくるものも多くなる。それが魚座の月の恋愛の、しんどさのひとつです。

自分と相手の気持ちが混ざってしまう

魚座の月の人は、恋愛の中で「自分」を保つのが難しくなることがあります。

相手に合わせているうちに、自分が何を望んでいるかわからなくなる。相手が好むものを好きになり、相手のペースに合わせて動き、相手の世界に入り込んでいく。それは献身的な愛し方ですが、気づいたら自分がどこにいるのかわからなくなっていた、ということがある。

「この関係の中で、わたしはどんな気持ちでいたいのか」。それを考えようとすると、うまく答えが出てこない。相手の気持ちは感じ取れるのに、自分の気持ちがぼんやりしている。

それは自分がなくなったのではなくて、相手に意識が向きすぎているだけかもしれません。でも、その状態が長く続くと、少しずつ自分が薄くなっていく感じがします。

現実の相手より、理想に惹かれてしまう

魚座の月の人は、恋愛に理想を持ちやすいです。

この人とこういう関係になれたら、こんなふうに愛し合えたら。そういう世界を、鮮やかに想像できる。そのイメージがとても豊かだから、現実とのギャップが生まれやすい。

好きな人の、良いところを見たい。可能性を信じたい。少し冷たくされても「本当はそういう人じゃない」「きっと事情がある」と思ってしまう。現実の相手より、自分が描いた理想の相手を愛してしまうことがある。

それは盲目というより、信じる力が強いということでもあります。でも信じすぎると、傷つくときに深く傷つく。現実と理想のあいだで揺れながら、それでも手放せないのが魚座の月の恋愛です。

傷つきやすく、逃げ場を求める

魚座の月を持つ人は、傷つきやすいことを自分でも知っています。

だから最初から少し距離を置いたり、深入りしないようにしようと思ったりする。でも恋愛が始まると、気づかないうちにどんどん深くなっていく。防ごうとしていた境界線が、気持ちとともに溶けていってしまう。

深く傷ついたとき、魚座の月の人は逃げ場を求めます。現実から少し離れられる何か。夢、想像、音楽、感情を揺らしてくれるもの。そこに浸ることで、痛みをやわらかくしようとする。

それは逃げではなくて、回復のための場所です。感情の振れ幅が大きいぶん、それを落ち着かせる時間も必要になる。

愛することで、自分を失っていく感覚

魚座の月の恋愛で、一番気になるのはここです。

愛することに一生懸命になるうちに、自分のことが後回しになっていく。相手のために動くことで満たされる部分はある。でも同時に、自分が何を感じているか、何を必要としているか、だんだん見えなくなる。

恋愛が終わったとき、「あの時期、わたしは何をしていたんだろう」と思う。相手のことばかり考えていて、自分を大切にできていなかった。そういう感覚が残ることがあります。

愛することと、自分を保つことは、矛盾しません。でもその両立が、魚座の月の人にはとても難しい。感情の波が大きいぶん、流されやすいということでもあるから。

相手を大事にするほど、「断ったら嫌われるかな」「これを言ったら傷つけてしまうかな」と思って、自分の気持ちを後ろに回してしまう。その積み重ねが、やがて「わたしはどうしたかったんだろう」という問いになって戻ってくる。その問いに、恋愛が終わってから初めて向き合う、ということがあります。

感情の波が大きいことを、知っていてほしい

魚座の月の感情は、満ち引きがあります。

ひどく落ち込む日があって、突然軽くなる日がある。同じ状況でも、日によって感じ方が全然違う。自分でも戸惑うくらい、感情が動く。それを「気分が安定しない」と思われるのが怖くて、隠そうとすることもあります。

でも、感情の波が大きいのは、感じる力が豊かなことと同じです。繊細であることは、細かいことに気づけるということ。誰かの心の動きに寄り添えるということ。

魚座の月の感情は、コントロールするより、ともに流れることの方が自然です。どこかに流れ着くまで、ただ感じながら進んでいく。

落ち込んでいる日は、無理に立て直そうとしなくていい。感情が揺れているなら、揺れながらでいい。波が来たなら、抗わずにいることで、思ったより早く落ち着いてくることもある。魚座の月の人にとって、感情の波は、消えるものではなく、ともに生きていくものです。

そういう恋のかたちが、魚座の月の人には合っているのかもしれません。

他の月星座の恋愛傾向は、月星座と恋愛まとめにまとめています。


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