魚座の新月は、占星術的に言うと「1年のサイクルが終わる直前」にあたります。

牡羊座で新しいサイクルが始まる前の、最後の新月です。「手放す」ことに向いている新月だとわたしは感じています。積み重ねてきたものの中から、もう持っていかなくていいものを置いていく。そういうタイミングです。

魚座の新月のテーマ

魚座は直感・夢・無意識・癒しがテーマの星座です。そこに新月が重なると、「意識していなかったけれど引きずっていたもの」が浮かび上がってくることがあります。

「なんか最近もやもやしていたのはこれかもしれない」という気づきが来やすい時期です。頭では気にしていないつもりでも、どこかでずっと引っかかっていたことが、この時期に感じ取りやすくなります。

魚座は水のサインで、感情の深い部分とつながりが深い星座です。潜在意識にあるものが表面に浮かびやすい時期なので、夢が鮮明になったり、直感が強くなったりすることがあります。

この新月に手放すといいもの

過去の恋愛で引きずっているものや、「あのときこうしていれば」という後悔、人に言えずに溜め込んでいた感情、自分への過度な批判。そういうものが、魚座の新月の手放しのテーマとして出やすいです。

紙に書いて捨てる、小さく折ってごみ箱に入れる、というやり方がシンプルでおすすめです。書いたものを手放す行為に、「手放す意図」を込めることが大切です。

形でやるのが難しければ、頭の中で「流す」とイメージするだけでも構いません。「これをもう持って歩かなくていい」という気持ちで、意識的に手放してみてください。

完全に手放せなくてもいいです。「少し軽くする」という意識だけでも、次のサイクルに向けた変化が生まれます。

この新月に願うこと

手放しの後に、新しいものを迎える余地が生まれます。

魚座の新月の願い事は、感覚的・精神的なテーマが合っています。「自分の直感を信頼できるようになった」「心がやわらかくなって、人を受け入れやすくなった」「好きな人と、言葉がなくても通じ合える関係になった」。そういう感覚的なイメージで書くことが、魚座のエネルギーと合います。

ふわっとした言葉でも構いません。魚座は論理より感覚の方が響きます。「こういう感じになりたい」という直感に従って書いてみてください。

恋愛では、「どういう関係性を感じたいか」という感覚に注目して書くことが向いています。行動や結果よりも、「どういう気持ちで関係の中にいたいか」を書いてみてください。

眠る前に願うのがおすすめ

魚座は夢・眠り・潜在意識との相性がいい星座です。新月の夜は、眠る前に願い事を書いて、そのままその気持ちを持って眠りにつくのがおすすめです。

眠りにつく瞬間が、潜在意識に最も届きやすいタイミングだと言われています。夢の中でヒントが来ることもあります。

1年のサイクルが終わる前の新月に、丁寧に手放しをして、新しいものを迎える準備をする。それが魚座の新月の過ごし方です。

魚座の新月に手放したものが、次の牡羊座のサイクルで新しいものに変わっていきます。終わりと始まりの間に立っているこの時期を、急がずに、感じながら過ごしてみてください。手放すことに使った夜は、次のサイクルへの静かな贈り物になります。

魚座の新月と恋愛の「手放し」

恋愛における手放しというのは、相手のことを忘れることとは違います。

引きずっている気持ちをそのまま持ち続けるのではなく、「もうここに置いていく」と決めること。執着の形を変えることが、手放しに近いかもしれません。魚座の新月は、そういう内側の整理をするのに向いている時期です。

「もっとこうしていれば」「あのとき違う選択をしていれば」という後悔は、ずっと持ち歩くには重いです。でも手放そうとしても、なかなか手放せないことがある。魚座の新月は、「手放せない」という感覚そのものをやわらかく扱ってくれる時期です。無理に手放そうとしなくていいです。「少し軽くなっていい」と自分に言うだけでも、何かが変わることがあります。

まだ好きなのに前へ進まなければならないとき、うまくいかなかった関係に引きずられているとき、そういうしんどさと、魚座の新月はよく合います。感情に蓋をしないで、ただそこにいてあげることが、この時期の手放しのやり方です。

直感を信じてみる時期

魚座の新月のころは、直感が冴えやすくなります。

「なんとなくこっちな気がする」「この人とは違う気がする」という感覚が、いつもより鮮明に来ることがあります。その感覚を、頭でロジカルに否定しないでみてください。魚座は論理より感覚が強い星座で、新月の時期には特にそのアンテナが立ちやすくなります。

恋愛では、「言葉にはできないけど、なんかいいな」という感覚を大切にするのに向いている時期です。相手のSNSを何度も確認したり、LINEの文言を分析したりするより、自分の感覚をそのまま受け取ることの方が、魚座の新月では信頼できます。

感じていることをそのまま感じる。それだけで、次のサイクルに向かうための準備になっています。

魚座の新月を穏やかに過ごすために

魚座の新月のころは、刺激が少なめの環境にいる方が感覚が研ぎ澄まされます。

SNSをたくさん見る、情報をたくさん取り込む、人と多く会うというより、静かな時間の方がこの時期の自分とつながりやすいです。魚座は境界が溶けやすい星座なので、外からの刺激を多く受けると、自分の感覚と他人の感覚が混ざってしまうことがあります。

一人で過ごす時間を意識的に作ってみてください。音楽を聴く、本を読む、湯船につかる、散歩する。好きなことをしながら、ぼーっとしていていいです。何かを達成しようとしなくていいです。ただそこにいることで、魚座の新月のエネルギーが内側に染み込んでいきます。

夢を見やすい時期でもあります。眠る前に手放したいことを頭に浮かべて、眠りにつく。朝起きたときに夢の印象が残っていたら、メモしておくといいです。直接的なメッセージでなくても、夢の感情や雰囲気が、自分の内側の何かを教えてくれることがあります。

1年の中で最もやわらかく、もっとも感覚的な新月が魚座の新月です。理屈より感覚を信頼して過ごす時間を、この新月に作ってみてください。


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