電話占いで「運命の人はいますか」と聞いたことがあります。
返ってきた言葉は、予想していたものとまったく違いました。
運命の人というものを、考えはじめた頃
好きになったあの人と、どうしたらいいかわからなくなっていた時期がありました。
連絡が来れば嬉しくて、来なければ不安になる。会えたと思ったら、しばらくまた距離ができる。その繰り返しの中で、「この人はわたしにとって何なのだろう」という問いが、頭から離れなくなっていきました。
「運命の人」という言葉が気になりはじめたのは、そのあたりからだった気がします。
こんなに揺さぶられるのは、何か理由があるのかもしれない。それとも、ただ自分が苦しいだけなのか。どちらとも判断できないまま、ぐるぐると考えていました。
電話占いに聞いてみようと思った経緯
友達にはすでに何度か相談していたけれど、「運命の人かどうか」という話になると、誰もちゃんとした答えを持っていませんでした。当然の話で、そんなことは誰にもわからないから。
「好きな人との相性はどうなの」「脈あるんじゃないの」という会話は何度もしたけれど、「この人が運命の人かどうか」という問いになった途端、話がぼんやりとしたところに消えていきました。答えを求めていたわけじゃないけれど、問いを持ったまま誰とも話せないことが、じわじわと重くなっていきました。
でも、わからないまま抱えているのが限界になってきていました。
電話占いを使いはじめて少し経った頃、スピリチュアルな観点から「縁」や「魂の繋がり」を読む先生がいると知りました。「運命の人かどうか」という問いは、普通の人に聞くより、そういう読み方ができる人に聞いた方がいいのかもしれないと思って、予約しました。
「電話してみて、がっかりするかもしれない」とは思っていました。でも、ひとりで考え続けることに疲れていたので、とにかく声に出してみようと決めました。
「運命の人はいますか」と聞いたとき
電話が繋がって、ひと通り状況を話したあと、「この人はわたしにとって運命の人だと思いますか」と聞きました。
先生は少し間を置いてから、こう言いました。
「運命の人は、一人じゃないんです」
予想していなかった答えでした。「いる」「いない」のどちらかが返ってくると思っていたので、一瞬意味がわからなかった。
「魂が繋がっている人は、人生の中で何人かいます。あなたが今強く揺さぶられているなら、確かにその人との縁は深いと思う。でも、それはその人だけがあなたの運命の相手だということとは、少し違う」
そう続けました。
その言葉を受けて、考えたこと
正直に言うと、最初は「そんな答えが聞きたかったんじゃない」と思いました。
「この人が運命の人です」と言ってもらいたかった。そう言ってもらえれば、この苦しさにも意味があると思えた気がしたから。
でも先生の話を聞き続けながら、何かが少しずつ解けていく感覚がありました。
「運命の人が一人だと思っていると、その人に執着することが正しいことになってしまう。でも運命は、あなたが何を選ぶかで変わっていくものです。今のあなたに大事なのは、この人が運命かどうかより、今どういう気持ちでいるか、だと思います」
その言葉を聞いたとき、何かが少しだけ楽になりました。
「運命の人かどうか」という問いに縛られていた自分に気がついた、という感覚に近かったと思います。答えがわかれば楽になると思っていたけれど、そうじゃなかった。その問いそのものを少し手放したとき、重さが変わりました。
運命の人という言葉の、重さ
電話を切ったあと、しばらくその言葉を考えていました。
「運命の人は一人じゃない」。最初は拍子抜けした言葉が、時間が経つほど、違って聞こえてきました。
あの人との縁が深いことは本当かもしれない。でも、だからといってあの人だけが答えというわけではない。「運命の人に選ばれること」よりも、「今の自分がどうしたいか」の方が、本当は大事なのかもしれない。
そう思えたのは、はっきりした答えをもらったからではなく、「運命の人」という言葉を少し違う角度から見せてもらえたからだった気がします。
「この人が運命なら、この苦しさにも意味がある」という形で、苦しさを正当化しようとしていた部分が、自分にはあった気がします。先生の言葉は、その前提そのものを揺さぶってきました。揺さぶられて、最初は戸惑ったけれど、揺さぶられる必要のある問いだったのかもしれません。
あの言葉は、今も時々思い出す
それから時間が経って、あの人との関係は少しずつ変わっていきました。
劇的に何かが起きたわけではなかったけれど、「この人が運命かどうか」という問いに縛られる時間が、だんだん短くなっていった気がします。相手の一挙一動に揺れる感覚が、少しずつ落ち着いてきた。すべてが先生の言葉のおかげかどうかはわからないけれど、あのとき「運命の人は一人じゃない」と聞けたことが、何かの糸口になっていた気がしていました。
今も時々、あの言葉を思い出すことがあります。
誰かに強く惹かれて、「この人はわたしにとって特別な人なのか」と考えてしまうとき。そういうときに、「運命の人かどうか」より「今どういう気持ちでいるか」の方が大事かもしれない、という感覚が、どこかから浮かんでくる気がします。
電話占いがその後の選択を決めてくれたわけではありませんでした。答えをもらったわけでもなかった。ただ、ひとりでぐるぐると考え続けていたものが、少し違う形になって見えた夜だったと、今は思っています。
電話占いで何かが解決したわけではありませんでした。でも、同じ問いを違う場所から見る言葉をもらえたことが、その頃のわたしには必要だったのかもしれません。
電話占いをはじめて相談するときの参考に、はじめて電話占いを使う方向けの記事も読んでみてください。
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